【講義】代入法
- 正解率:100.00%
- 解答数:5
EXAMPLE
例題
次の連立方程式を代入法で解き,ア~エに当てはまる数を半角英数字で入力しなさい。
- \begin{cases}
y =9 -x &\cdots \cdots ①\\
2x -3y =-7 &\cdots \cdots ②
\end{cases}
\[ x =\fbox{ア}, \ \ \ \ \ y =\fbox{イ} \] - \begin{cases}
x -3y =5 &\cdots \cdots ③\\
2x +y =3 &\cdots \cdots ④
\end{cases}
\[ x =\fbox{ウ}, \ \ \ \ \ y =\fbox{エ} \]
TEXT
テキスト解説
それぞれの2元1次方程式をみたす\( x, \ y \)の値の組から共通のものを見つけることにより,連立方程式を解くことができましたが,この方法では解を見つけるまでに時間がかかってしまいますし,\( x, \ y \)の値が整数でないようなものでは解を見つけることも困難です。
文字が1つであるような1次方程式では,等式の性質を利用して解くことができるので,2元1次方程式を解くことが難しい原因は,「文字が2つある」ことだと推測できます。そこで,連立2元1次方程式を解くには,まず文字を1つ消去して,1つの文字だけの方程式を作ることが鍵になります。
1つの文字を消去する方法には,「代入法」と「加減法」の2つがありますが,ここでは,一方の方程式を1つの文字について解き,それを他方の方程式に代入して1つの文字を消去する代入法について学習します。
連立方程式を代入法で解く場合,基本的に次の手順により解を求めます。
- 一方の方程式を1つの文字(\( x \)や\( y \)など)について解く。
- その式を他方の方程式に代入し,その方程式を解いて1つの文字の値を求める。
- その値を1で求めた式に代入して,ほかの文字の値を求める。
- 求めた解をもとの方程式に代入して,方程式が成り立つか確認する(検算)。
MOVIE
動画解説