【講義】代表値
- 正解率:50.00%
- 解答数:2
EXAMPLE
例題
次の資料は,ある中学校の生徒50人の体重を表しています。(単位はkg)
\begin{align}
&42 & &51 & &53 & &44 & &61 \\
&46 & &49 & &38 & &48 & &56 \\
&39 & &49 & &56 & &41 & &43 \\
&57 & &51 & &43 & &59 & &47 \\
&47 & &44 & &39 & &64 & &51 \\
&54 & &57 & &48 & &48 & &40 \\
&54 & &59 & &57 & &32 & &48 \\
&47 & &48 & &54 & &40 & &41 \\
&48 & &49 & &40 & &49 & &45 \\
&50 & &46 & &46 & &48 & &44
\end{align}
これらの資料について,次の各問いに答えなさい。
- 50人の体重の範囲を求め,アに当てはまる数を半角英数字で入力しなさい。
- いちばんはじめの階級を30kg以上35kg未満として,度数分布表をつくりなさい。
- (2)でつくった度数分布表から平均値を求め,イに当てはまる数を半角英数字で入力しなさい。
- (2)でつくった度数分布表からモードを求め,ウに当てはまる数を半角英数字で入力しなさい。
- 50人の体重のメジアンを求め,エに当てはまる数を半角英数字で入力しなさい。
\[ \text{50人の体重の範囲:}\fbox{ア} \ (\text{kg}) \]
\[ \text{平均値:}\fbox{イ} \ (\text{kg}) \]
\[ \text{モード:}\fbox{ウ} \ (\text{kg}) \]
\[ \text{メジアン:}\fbox{エ} \ (\text{kg}) \]
TEXT
テキスト解説
各資料の値全体を代表している,つまり,資料全体の特徴を表している数値のことを代表値といい,次の3つがあります。
- 平均値(平均):資料全体の数値の合計を,資料の全個数で割って得られる値で,次の式により求めることができます。
\[ \text{(平均値)} =\frac{資料のすべての数値の合計}{資料の全個数} \]
また,度数分布表を利用するときには,次の式で平均値を求めます。
\[ \text{(平均値)} =\frac{(\text{階級値} \times \text{度数})\text{の合計}}{度数の合計} \]
- モード(最頻値):資料の値のうち現れる頻度が最も高い値のことで,最頻値ともいいます。度数分布表では,最も度数が高い階級の階級値がモードになります。
- メジアン(中央値):すべての資料をその値の大きさの順に並べたとき,中央にあるものの値のことで,中央値ともいいます。度数の合計(資料の個数の合計)が偶数になるときは,中央に並ぶ2つの資料の値の平均値になります。
また,資料の値の最大値と最小値の差を範囲(レンジ)といい,資料のちらばっている幅を示します。
MOVIE
動画解説