【講義】平方公式

  • 正解率:100.00%
  • 解答数:4

EXAMPLE

例題

次の式を展開するとき,ア~カに当てはまる数を半角英数字で入力しなさい。

  1. \( (3a +2)^2 =\fbox{ア}a^2 +\fbox{イ}a +\fbox{ウ} \)
  2. \( (2a -3)^2 =\fbox{エ}a^2 -\fbox{オ}a +\fbox{カ} \)
ア:
イ:
ウ:
エ:
オ:
カ:

TEXT

テキスト解説

\( (a +b)^2 \)は,

\[ (a +b)^2 =(a +b)(a +b) \]

と表せます。そこで,\( (x +a)(x +b) \)の展開公式

\[ (□ +〇) \times (□ +△) =□^2 +(〇 +△) \times □ +〇 \times △ \]

に,

\[ □ =a, \ \ \ \ \ 〇 =b, \ \ \ \ \ △ =b \]

として当てはめると,

\begin{align}
(a +b)^2 &=a^2 +(b +b) \times a +b \times b \\
&=a^2 +2ab +b^2
\end{align}

となります。このことから,

\[ (□ +〇)^2 =□^2 +2 \times □ \times 〇 +〇^2 \]

を公式として利用します。

また,\( (a -b)^2 \)も,

\[ (a -b)^2 =\{ a +(-b) \}^2 \]

と表すことで,\( □= a, \ 〇 =-b \)を先ほどの公式に当てはめることができます。すると,

\begin{align}
(a -b)^2 &=a^2 +2 \times a \times (-b) +(-b)^2 \\
&=a^2 -2ab +b^2
\end{align}

となるので,

\[ (□ -〇)^2 =□^2 -2 \times □ \times 〇 +〇^2 \]

も新たな公式として利用することができます。

このとき,導き出した公式(平方公式)はどちらも,

「前2乗,2倍の前後(の積),後ろ2乗」

という形の公式になっているので,これを呪文のように唱えながら公式を利用してください。

MOVIE

動画解説


このページの学習内容でわからないところがある方

必要事項を記入して送信してください。名前,メールアドレス,質問内容が公開されることはありません。