【講義】平方根の除法

  • 正解率:100.00%
  • 解答数:2

EXAMPLE

例題

次の計算をし,ア,イに当てはまる数を半角英数字で入力しなさい。

  1. 306=
  2. 63÷3=
ア:
イ:

TEXT

テキスト解説

文字式の除法では,割る数を逆数にすることで乗法にできました。そのため,根号を含む式の除法においても,乗法と同じように計算ができると考えることができます。

そこで,乗法と同じようにして,a, bを正の数としたとき,

(ab)2=ab×ab=(a)2(b)2=ab

のように計算できます。つまり,abを2乗(平方)するとabになり,しかも,a>0b>0ab>0であることから,abは,「abの平方根のうち正のもの」と考えることができます。しかし,これとは別に,abの平方根を考えると,

abの平方根:±ab

となり,そのうち正のものはabとなります。このことから,ababは,「abの平方根のうち正のもの」という同じものを表すので,

ab=ab     (a÷b=a÷b)

が成り立つことになります。つまり,平方根の乗法と同じように除法でも,

「平方根の商は,根号内の数の商を考えればよい」

ということになります。

MOVIE

動画解説


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