【講義】文字式の利用

  • 正解率:100.00%
  • 解答数:2

EXAMPLE

例題

底面の半径が\( r \),高さが\( h \)の円柱があります。次の問いに答え,ア~エに当てはまる数や数式を半角英数字で入力しなさい。

  1. 円柱の体積\( V \)を\( r, \ h \)を用いて表すと,
    \[ V =\pi \fbox{ア}^{\fbox{イ}}\fbox{ウ} \]
    ただし,円周率は\( \pi \)とします。
  2. 円柱の底面の半径を2倍にし,高さを半分にしたときの円柱の体積は,元の円柱の体積の\( \fbox{エ} \)倍になります。
ア:
イ:
ウ:
エ:

TEXT

テキスト解説

文字式を使って2つの数量の関係を導くと,文字の値は定まっているわけではないので,ある特定の場合にのみ成り立つのではなく,あらゆる場合でも成り立つような2つの数量関係になります。逆に言えば,文字式では2つの数量の関係を導くことが難しい場合,ある特定の値について2つの数量関係を考えてしまうことで,あらゆる場合の2つの数量関係を考えることができます。そのため,文字式の扱いに慣れていなかったり,手っ取り早く数量の関係を知りたいような場合では,文字式を利用するのではなく,ある特定の場合について考えることも有効な手段になります。

また,文字式では次のような文字がよく利用されます。

文字 その文字が使われる理由
\( n \) 「number」の頭文字
自然数 \( n \) 「natural number」の頭文字
面積 \( S \) 「spread」の頭文字
体積 \( V \) 「volume」の頭文字
高さ \( h \) 「height」の頭文字
長さ \( l \) 「length」の頭文字
距離 \( d \) 「distance」の頭文字
半径 \( r \) 「radius」の頭文字
時間 \( t \) 「time」の頭文字
速さ \( v \) 「velocity」の頭文字

これらの文字を必ず使わないといけないという決まりはありませんが,文字とその意味の関係を理解しておくと,何を表しているのかということも文字を見ただけでわかることにもなります。そのためぜひ覚えて使えるようにしておきましょう。

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動画解説


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