【講義】文字式の表し方(6)
- 正解率:71.43%
- 解答数:7
EXAMPLE
例題
次の式を文字式の表し方にしたがって表すとき,ア~クに当てはまる数や文字を半角英数字で入力しなさい。ただし,\(\displaystyle -\frac{1}{2}\)のような分数は,\(\displaystyle \frac{-1}{2}\)のように分子に符号を含む形で入力すること。
- \(\displaystyle a \div 4 = \frac{\fbox{ア}}{\fbox{イ}} \)
- \(\displaystyle 1 \div x = \frac{\fbox{ウ}}{\fbox{エ}} \)
- \(\displaystyle (-1) \div y = \frac{\fbox{オ}}{\fbox{カ}} \)
- \(\displaystyle p \div 5 \div q = \frac{\fbox{キ}}{\fbox{ク}} \)
TEXT
テキスト解説
文字式では,乗法の記号「×」は省略する決まりでしたが,除法の記号「÷」も使わずに,分数の形で書きます。「\( 2 \div 3 \)」のような除法の式では,
\[\displaystyle 2 \div 3 = \frac{2}{3} \]
のような分数で表すことができましたが,分子と分母を逆にしてしまう間違いをしないために,次のような考え方で分数にします。
分数は日付を表すときのように,
\[\displaystyle \frac{2}{3} \longrightarrow 2/3 \]
のようにして表すこともあります。そこで,
\[ 2 \div 3 \longrightarrow 2/3 \]
のようになると考えます。このことから,
\[ \div \longrightarrow / \]
と置き換えれば,除法を分子と分母を間違えることなく分数に表すことができます。
また,除法を乗法になおすことで分数の形に表すこともできます。
\[\displaystyle 2 \div 3 = 2 \times \frac{1}{3} =\frac{2}{3} \]
このとき,文字であった場合でも,逆数は分子と分母を逆にして,
\[\displaystyle a\textbf{の逆数} \longrightarrow \frac{1}{a} \]
のようにすれば問題ありません。つまり,
\[\displaystyle \fbox{ }\textbf{の逆数} \longrightarrow \frac{1}{\fbox{ }} \]
という関係になることも覚えておきましょう。
MOVIE
動画解説