【講義】組分け

  • 正解率:66.67%
  • 解答数:3

EXAMPLE

例題

9人の生徒を次のように分ける方法は何通りありますか。次のア~エに当てはまる数を半角英数字で入力しなさい。

  1. 6人と3人の2組に分ける。
    (通り)
  2. 4人と3人と2人の3組に分ける。
    (通り)
  3. 3人ずつA,B,Cの3つの組に分ける。
    (通り)
  4. 3人ずつ3組に分ける。
    (通り)
ア:
イ:
ウ:
エ:

TEXT

テキスト解説

A,B,Cという3つの文字から2つ選んで並べる(順列)ことを考えると,AB,BA,AC,CA,BC,CBといったように,その並べ方の総数は,

3P2=6 (通り)

になります。しかし,A,B,Cの3つの文字から2つの文字を選ぶ(組合せ)とき,順序は関係なくなるので,ABとBA,ACとCA,BCとCBは同じものだと考えます。つまり,その選び方は(A,B),(A,C),(B,C)という3通りになるので,

3C2=3 (通り)

と表せることになります。

以上のことから,3つの文字から2つの文字を選ぶ選び方(組合せ)の総数は3C2通りあり,そのそれぞれについて2!通りの並べ方があるので,3つの文字から2つの文字を選んで並べる(順列)の総数は,積の法則から,

3C2×2!=3P2

という関係が成り立つことになります。

一般に,n個からr個取る順列の場合には,

  • n個からr個選ぶ:nCr(通り)
  • そのr個を並べる:r!(通り)

というように,「選んで,並べる」ことにより順列が求まるので,

nCr×r!=nPr

という関係が成り立ち,この式は次のように変形することができます。

nCr=nPrr!

この式からもわかるように,区別のあるものを選んで並べる場合(順列)の総数から,その並べ方の総数で割り算することで,区別をなくした場合(組合せ)の総数を求めることができます。

組分けにおいても,それぞれの組の区別がつかないような場合,この組合せの考え方を利用することで,組分けの総数を求めていきます。

MOVIE

動画解説


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