【講義】重複順列
- 正解率:100.00%
- 解答数:2
EXAMPLE
例題
次の問いについて,アに当てはまる数を半角英数字で入力しなさい。
1と2の2つの数字があります。この2つの数字を使って5けたの整数を作るとき,全部で$\fbox{ア}$通りの数ができます。ただし,1,2は繰り返し使ってもよいとします。
TEXT
テキスト解説
異なる$n$個のものから同じものを繰り返し使うことを許して$r$個取って1列に並べる順列を$n$個から$r$個取る重複順列といいます。
$n$個のものから$r$個取る順列では,1番目が$n$通り,2番目が1番目に選んだもの以外の$(n -1)$通り,3番目が1番目と2番目に選んだもの以外の$(n -2)$通り$\cdots$というように,その順列の総数は積の法則から,
\[ n(n -1)(n -2)(n -3) \cdots \cdots \{ n -(r -1)\} =_n\text{P}_r \quad \text{(通り)} \]
と表されますが,同じものを繰り返し使うことが許される重複順列の場合,1番目が$n$通り,2番目は1番目に選んだものも選べるので$n$通り,3番目も1番目と2番目に選んだものも選べるので$n$通り$\cdots$というように,その順列の総数は積の法則から,
\[ n \cdot n \cdot n \cdots \cdots n =n^{r} \quad \text{(通り)} \]
と表されます。
MOVIE
動画解説