【講義】1次式
- 正解率:57.14%
- 解答数:7
EXAMPLE
例題
次の式の項と,文字を含む項について係数を求め,ア~セに当てはまる数や文字を半角英数字で入力しなさい。ただし,$\displaystyle -\frac{1}{2}$のような分数は,$\displaystyle \frac{-1}{2}$のように分子に符号を含む形で入力すること。
- \( 2 -0.6x \ \ \ \ \ \textbf{項:}\fbox{ア}, \ \fbox{イ} \ \ \ \ \ \textbf{係数:}\fbox{ウ} \)
- \(\displaystyle \frac{x}{3} -5 \ \ \ \ \ \textbf{項:}\frac{\fbox{エ}}{\fbox{オ}} , \ \fbox{カ} \ \ \ \ \ \textbf{係数:}\frac{\fbox{キ}}{\fbox{ク}} \)
- \( x +1 \ \ \ \ \ \textbf{項:}\fbox{ケ}, \ \fbox{コ} \ \ \ \ \ \textbf{係数:}\fbox{サ} \)
- \( 3 -x \ \ \ \ \ \textbf{項:}\fbox{シ}, \ \fbox{ス} \ \ \ \ \ \textbf{係数:}\fbox{セ} \)
TEXT
テキスト解説
「\( -4x+12 \)」という式では,「\( -4x \)」と「\( 12 \)」の和とみることができるので,文字を含む式でも,
\[ -4x, \ \ \ 12 \]
が式「\( -4x +12 \)」の項になります。そして,文字を含んでいる式でも,加法や減法の記号「+」,「-」の前に「/」を入れて式を区切ることで,
\[ -4x /+12 \longrightarrow \textbf{項:}-4x, \ 12 \]
のように項を判断することができます。
また,文字が1つ含まれている項のことを1次の項といいます。式「\( -4x +12 \)」では,「\( -4x \)」が1次の項になります。さらに,文字が2つ含まれている項を「2次の項」,3つ含まれている項を「3次の項」
(例)2次の項:\( ab, \ x^2 \) 3次の項:\( abc, \ x^3 \)
となっていきますが,この単元では,1次の項だけ,もしくは,1次の項と数の項だけの式について学習し,そのような式のことを1次式といいます。
(例)1次の項だけの式:\( -4x \), 1次の項と数の項だけの式:\( -4x +12 \)
そして,文字を含む項において,文字以外の部分を係数といいます。「係数」の「係」という文字には「掛ける」という意味があるので,「係数」とは,
係数:文字に掛けられている数
と考えることができます。つまり,「\( -4x \)」という項では,省略されている乗法の記号「×」を使えば,
\[ -4x \longrightarrow -4 \times x \]
と表されるので,文字「\( x \)」には「\( -4 \)」という数が掛けられています。つまり,文字に掛けられている数は文字以外の部分になるので,係数は「\( -4 \)」ということになります。
MOVIE
動画解説