【解説】
次の図の△ABCと△ADEのように,1つの角(∠A)が共有されている2つの三角形の面積比について考えます。
△ABCと△ABEは,頂点Bが共通なので,底辺の比と面積比が等しくなり,
△ABC:△ABE=CA:EA=b:d(=ab:ad)……①
また,△ABEと△ADEは,頂点Eが共通なので,底辺の比と面積比が等しくなり,
△ABE:△ADE=AB:AD=a:c(=ad:cd)……②
①,②より,
△ABC:△ADE=ab:cd
となり,1つの角を共有する2つの三角形の面積比は,その共有する角をはさむ2辺の積の比と等しくなります。