【講義】角錐・円錐の表面積

  • 正解率:22.86%
  • 解答数:35

EXAMPLE

例題

次の立体の表面積を求め,ア,イに当てはまる数を半角英数字で入力しなさい。

  1.  cm2
  2.  π cm2
ア:
イ:

TEXT

テキスト解説

角錐や円錐は,底面が1つなので,

(角錐・円錐の表面積)=(底面積)+(側面積)

という計算で表面積を求めることができますが,表面積は「表面全体の面積」であるので,表面全体がわかりやすいように,見取り図から展開図を作ると考えやすくなります。

次の図のような底面の半径がrcm,母線の長さがRcmの円錐では,展開図を考えると,側面は半径Rcmのおうぎ形になるので,中心角をxとすると,おうぎ形の弧の長さは次のように表すことができます。


(おうぎ形の弧の長さ)=(2×π×R)×x360(cm)

また,底面の円周の長さは,半径rcmの円なので,

(底面の円周の長さ)=2×π×r(cm)

このとき,おうぎ形の弧の長さと底面の円周の長さは一致することから,おうぎ形の中心角は次のように表すことができます。

(おうぎ形の弧の長さ)=(底面の円周の長さ)(2×π×R)×x360=2×π×rx=360×rR(おうぎ形の中心角)=360×底面の半径母線の長さ(おうぎ形の半径)

さらに,円錐の側面積であるおうぎ形の面積は次のように表され,円錐の側面積を求めるのには,この式を公式として利用します。

(円錐の側面積)=12×(おうぎ形の弧の長さ)×(おうぎ形の半径)=12×(底面の円周の長さ)×(おうぎ形の半径)=12×2πr×R=πRr=π×(母線の長さ)×(底面の半径)

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動画解説


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