【講義】2点の座標(連立方程式)
- 正解率:25.00%
- 解答数:4
EXAMPLE
例題
次の条件をみたす1次関数の式を求め,ア~オに当てはまる数を半角英数字で入力しなさい。ただし,$\displaystyle -\frac{1}{2}$のような分数は,$\displaystyle \frac{-1}{2}$のように分子に符号を含む形で入力すること。
- 2点$(1, \ 3)$,$(2, \ 5)$を通る直線。
\[ \textbf{1次関数の式:} y =\fbox{ア}x +\fbox{イ} \] - $x =-3$のとき$y =-3$で,$x =6$のとき$y =3$になる直線。
\[ \textbf{1次関数の式:} y =\frac{\fbox{ウ}}{\fbox{エ}}x -\fbox{オ} \]
TEXT
テキスト解説
ここでは,次の図のような2点を通る直線の式の求め方について考えます。
直線上の点は,関数の式を成り立たせるものであるので,通る点の座標を1次関数の式に代入したとき,等式が成り立ちます。そこで,1次関数の式を$y =ax +b$($a$,$b$は定数)としたとき,次の手順で$a$,$b$の値を求め,1次関数の式を決定することができます。
- 1次関数の式$y =ax +b$に,2点$(x_1, \ y_1)$,$(x_2, \ y_2)$の座標を代入する。
\[ \begin{cases}
ax_1 +b =y_1 \\
ax_2 +b =y_2
\end{cases} \]
このとき,求める$a$,$b$が左辺にあったほうが都合がいいので,左辺と右辺を入れ替えた,
\[ ax +b =y \]
に2点の座標を代入していきます。 - 連立方程式を解いて,$a$,$b$の値を求める。
2つの方程式には$b$が共通に存在するので,代入法や加減法で2つの方程式から$b$を消去することで,連立方程式を解くことができます。
MOVIE
動画解説