【講義】小数を含む1次方程式

  • 正解率:60.00%
  • 解答数:5

EXAMPLE

例題

次の方程式を解き,ア,イに当てはまる数を半角英数字で入力しなさい。

  1. \( 2.4x -2.6 =3.7x \)
    \[ x =\fbox{ア} \]
  2. \( 0.3x -2.8 =-1.3x +0.4 \)
    \[ x =\fbox{イ} \]
ア:
イ:

TEXT

テキスト解説

小数を含むような1次方程式でも,基本的な解き方は今までと同じです。しかし,小数のままでは計算をするのがやや面倒なので,等式の性質を利用し,等式の両辺にある数を掛けることによって,小数を含まない方程式に直すと計算が楽になります。つまり,小数を含む1次方程式は,

  1. 両辺を何倍かして,小数を整数にする。
  2. 文字の項を左辺に,数の項を右辺に移項する。
  3. 両辺をそれぞれ計算して簡単にする。
  4. 文字の係数を右辺に移し,右辺を計算する。

という手順で解きます。

このとき,

\[ 2.1 \times 10 =21, \ \ \ \ \ 0.21 \times 100 =21 \]

のように,10倍すると小数点は右に1つ,100倍すると小数点は右に2つ,…というように移動するので,そのことを利用して小数を整数にします。

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