【講義】未定係数の決定(2組の連立方程式)
- 正解率:100.00%
- 解答数:1
EXAMPLE
例題
次の(1),(2)の連立方程式は同じ解をもつといいます。\( a, \ b \)の値を求め,ア,イに当てはまる数を半角英数字で入力しなさい。
-
\begin{cases}
3x +7y =8 &\cdots \cdots ①\\
ax -by =7 &\cdots \cdots ②
\end{cases} -
\begin{cases}
5x -4y =29 &\cdots \cdots ③\\
bx +ay =-17 &\cdots \cdots ④
\end{cases}
\[ a =\fbox{ア}, \ \ \ \ \ b =\fbox{イ} \]
TEXT
テキスト解説
次のように2組の連立方程式があるとします。
\[
\begin{cases}
方程式①\\
方程式②
\end{cases} \ \ \ \ \
\begin{cases}
方程式③\\
方程式④
\end{cases}
\]
連立方程式の解は,どの方程式も成り立たせる文字の値であるので,上の連立方程式では,「方程式①と②の解」と「方程式③と④の解」はそれぞれ,「方程式①と②を同時に成り立たせる文字の値」と「方程式③と④を同時に成り立たせる文字の値」ということになります。この2組の連立方程式の解が一致するとき,その解は4つの方程式すべてを成り立たせる文字の値になります。そのため,その解を求めるには,次のように連立方程式をどのようにでも組み合わせることができます。
\[
\begin{cases}
方程式①\\
方程式②
\end{cases} \ \ \ \ \
\begin{cases}
方程式①\\
方程式③
\end{cases} \ \ \ \ \
\begin{cases}
方程式①\\
方程式④
\end{cases}
\]
\[
\begin{cases}
方程式②\\
方程式③
\end{cases} \ \ \ \ \
\begin{cases}
方程式②\\
方程式④
\end{cases} \ \ \ \ \
\begin{cases}
方程式③\\
方程式④
\end{cases}
\]
MOVIE
動画解説