【講義】素因数分解
- 正解率:100.00%
- 解答数:3
EXAMPLE
例題
次の自然数を素因数分解するとき,ア~クに当てはまる数を半角英数字で入力しなさい。
- \( 132 =\fbox{ア}^{\fbox{イ}} \times \fbox{ウ} \times \fbox{エ} \)
- \( 315 =\fbox{オ}^{\fbox{カ}} \times \fbox{キ} \times \fbox{ク} \)
TEXT
テキスト解説
1とその数自身のほかに約数を持たない自然数を素数といいます。1とその数自身だけが約数であるので,素数は「約数を2つだけ持つ自然数」ということができます。素数を小さい順に並べると
\[ 2, \ 3, \ 5, \ 7, \ 11, \ 13, \ 17, \ 19, \ \cdots \cdots \]
となります。「1」は1つしか約数を持たないので素数ではありません。
また,偶数は2で割ることができるので,「2」という約数を必ず持ちます。そのため,偶数である素数は「2」しかありません。
次に,
\[ 12 =3 \times 4 \]
のように整数がいくつかの整数の積の形で表されるとき,その1つ1つの数(ここでは「3」と「4」)を,もとの数の因数といい,素数である因数を素因数といいます。
さらに「4」は
\[ 4 =2 \times 2 \]
のように積の形で表すことができるので,
\[ 12 =3 \times 2 \times 2 \]
のようにして,因数をすべて素数(素因数)で表すことができます。このとき,同じ数の積は累乗の形で表します。
\[ 12 =2^2 \times 3 \]
このように,自然数を素数の積として表すことを素因数分解するといいます。
MOVIE
動画解説